経済産業省は今般、令和6年度税制改正要望を公表した。ポイントは以下の通り。
1.世界に伍して競争できる投資支援と構造的・持続的な賃上げの実現 1)戦略物資生産基盤税制の創設 2)イノベーションボックス税制の創設 3)カーボンニュートラル投資促進税制の拡充 4)賃上げへの取組に対する繰越控除措置の創設
2.スタートアップ・エコシステムの強化 1)税制適格ストックオプションの利便性向上 2)エンジェル税制の利活用拡大のための措置 3)オープンイノベーション促進税制の延長 4)パーシャルスピンオフ税制の恒久化 5)Web3.0分野における期末時価評価課税に係る見直し
3.中小企業・小規模事業者の事業承継・成長支援 1)事業承継税制の特例承継計画の提出期限延長、中小M&A準備金税制の延長等 2)交際費の損金算入、及び少額設備等の即時償却の各特例措置の延長
4.経済のデジタル化・グローバル化に対応した事業環境の整備 1)プラットフォーム課税の導入の検討 2)外国子会社合算税制の手続き等の簡素化
5.GXの実現に向けた、強靭なサプライチェーンの構築 1)カーボンニュートラル投資促進税制の拡充 2)海外投資等損失準備金の延長
■参考:経済産業省|令和6年度経済産業省税制改正要望について|
https://www.meti.go.jp/main/zeisei/zeisei_fy2024/zeisei_r/index.html