最低賃金過去最大の引上げ 全国平均で時給1002円に

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厚生労働省の中央最低賃金審議会は、令和5年度の最低賃金を全国加重平均で41円(4.3%)引き上げ、1,002円とする目安をまとめた。全国平均で初めて1,000円の大台に乗った。政府は全国平均時給1,000円に引き上げたい意向だったが、それを超える結果となった。

47都道府県をA~Cのランクにわけて、それぞれで引上げの目安を示している。Aランクは41円、Bランク40円、Cランク39円となる。目安通り変更されると、東京都では現在の時給1,072円から1,113円に引き上げられる。隣接する千葉県は1,025円、埼玉県で1,028円となる。引上げ後の最低賃金で月給を換算すると、月22日、1日8時間労働の場合、東京都では195,888円となる。仮に最低賃金を超える月給196,000円で社員を採用しても、業種や暦によって月23日勤務がある場合は、最低賃金割れとなる。月23日労働換算では204,792円となるからだ。

東京に近い千葉や埼玉の事業場では、東京並みの時給を提示しなければ東京に労働力が流れることも考えられ、実際には県内の最低賃金からの上積みも考慮せざるを得ないだろう。いかにして原資を捻出するか、企業にとって大きな課題となる。

■参考:厚生労働省|令和5年度地域別最低賃金額改定の目安について~ 目安はAランク41円、Bランク40円、Cランク39円~|

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34458.html