中小企業庁は、7月20日(中小企業の日)に、350以上の民間機関等の賛同を得て、「アトツギ支援コンソーシアム」を設立した。第4回「アトツギ甲子園」エントリー受付開始に合わせて、後継者によるチャレンジを支援する全国大のネットワークとして機能させることで、事業承継の機運の高まりや、早期の事業承継に繋げていく狙い。
同庁は、今まで事業承継支援について、(1)引継ぎ準備「事業承継診断」から(2)円滑な引継ぎ「事業承継・引継ぎ支援センター」「事業承継税制」「事業承継・引継ぎ補助金(専門家活用)」「経営資源集約化税制(①:準備金)」、(3)引継ぎ後の経営革新等「事業承継・引継ぎ補助金(設備投資、販路開拓等)」「経営資源集約化税制(②設備投資)」、(4)指針やガイドライン「事業承継ガイドライン」「中小M&Aガイドライン」「中小PMIガイドライン」「M&A支援機関の登録制度」等の支援体制を整備してきた。
イノベーションを起こす担い手は起業家に加えて家業持ちも含まれるとの認識より、後継者支援の取組のさらなる強化に乗り出した。今後、後継者支援に関する同コンソーシアムの組織化を進め、イベントの開催、後継者支援のベストプラクティスの共有等、毎年フォローアップ会議を開催し、事例の共有などを図る予定。
■参考:経済産業省|後継者によるチャレンジを後押しする全国ネットワーク、「アトツギ支援コンソーシアム」の設立イベントを開催しました|
https://www.meti.go.jp/press/2023/07/20230721001/20230721001.html