Weeklyコラム 人を励ます

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「頑張って」と言われた時、どんな思いを抱くだろうか。言った人、言われた時の状況やタイミングによって違うであろう。何かしくじりをした時に、上司から「もっと頑張れ」と言われれば、大抵は叱られたと思うものである。

しかし、仕事上の提案等が受け入れられて、上司から「頑張ってぜひ成功させてくれ」と言われれば、期待に応えようと思うであろう。人を励ます言葉は、相手や状況によって変えなければうまく行かない。

部下を励ます事に自信を持っている雑貨卸会社のA営業部長は、励ます時の注意点を筆者に次のように話してくれた。(1)部下が失敗した時や成果が思うように上がらない時は、励ましの言葉は使わない。個別にその状況や悩みをじっくり聞いたり、自分の過去の失敗談を告白したりする。(2)仕事が旨く行かず落ち込んでいる部下には、過去の成功体験を称賛したり、長所を指摘したりして自信を持たせる。(3)励ますつもりでうっかり使う禁句に気をつける。例えば、「君はいつも社内一番でいてくれ」「自分の将来の地位獲得をかけて走れ」「君に頑張ってもらわないと、私の立場が悪くなります」「(優秀な同僚を引き合いに出して)~君のようにすれば旨く行くよ。~君に負けないように頑張れ」等である。