夏季賞与、「増加」企業4割 1人当たり支給額2.4%増

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帝国データバンクは「2023年夏季賞与の動向アンケート調査」結果を発表した。それによると、夏季賞与の支給状況について尋ねたところ、「賞与はあり、増加する」と回答した企業の割合は37.4%、「賞与はあり、変わらない」は36.4%、「賞与はあるが、減少する」は9.3%で、合計すると、「賞与あり」の企業は83.1%だった。

一方、「賞与はない」企業は11.2%。この調査は23年6月2日から7日までインターネットで実施、有効回答企業は1095社だった。

規模別に「賞与はあり、増加する」企業の割合を見ると、大企業は42.3 %、中小企業は36.5%で、22年冬季賞与をそれぞれ20ポイント近く上回った。他方、小規模企業は27.3%で、全体より10.1ポイント低く、冬季賞与からは上昇したが、上昇幅は大企業、中小企業を下回った。業界別に見ると、製造で夏季賞与が増加すると回答した企業の割合は41.0%と全体を3.6ポイント上回った。なかでも鉄鋼・非鉄・鉱業における割合は52.2%に上った。卸売(40.6%)、不動産(40.0%)も4割台だった。夏季賞与の1人当たり平均支給額は前年から平均で2.4%増加。規模別では、大企業は3.5%増、中小企業は2.2%増だった。

■参考:帝国データバンク|2023年夏季賞与の動向アンケート|

https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p230604.html