オープンイノベーションやスタートアップ（ＳＵ）投資に取り組む事業会社・ＣＶＣが集い学び合うコーポレートベンチャーキャピタル（ＣＶＣ）コミュニティ「ＦＩＲＳＴ ＣＶＣ」が１月１８日、正式に発足した。
「ＦＩＲＳＴ ＣＶＣ」は２０２１年よりクローズドなコミュニティ活動としてスタートし、すでに１５０社、２００名以上のＣＶＣのキャピタリストが参加している。今後勉強会・イベントの開催やＣＶＣに関する調査・広報活動、ＳＵとのマッチングなど各種活動を展開する予定。
ＳＵは、事業モデル、組織形態、文化、スピード感など様々な点で事業会社と異なり、ＣＶＣとの円滑なコミュニケーションや連携に創意工夫が必要となる。さらに、ＣＶＣ活動の多くは、事業面のシナジー創出も狙っているため、その活動は必然的に複雑で、ＣＶＣ相互の交流もほとんど無いのが実情だった。
ＳＵ担当大臣の設置を始めとするＳＵ創出支援が強化される中、ＳＵとの連携は、日本の事業会社に欠かせないものと想定されている。「ＦＩＲＳＴ ＣＶＣ」は、ＣＶＣ同士が連携をより強化しながら学習を重ねることで、日本のオープンイノベーションとＳＵ投資を加速するコミュニティとして、多角的な活動が期待されている。
■参考：ＦＩＲＳＴ ＣＶＣ｜日本最大のＣＶＣコミュニティ 「ＦＩＲＳＴ ＣＶＣ」正式発足を発表｜
