3月中旬に全面グレードアップ 補助金申請システム―経産省

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経済産業省は2019年12月から補助金申請システム「Jグランツ1.0」の運用を開始したが、1.0に比べ申請者の使い勝手や事務局機能を抜本的に改善したJグランツ2.0を開発、リリースした。3月中には全面移行する。

2.0では国や自治体の補助事業が掲載され、ワンストップで補助金情報を収集できるだけでなく、24時間365日、自宅や職場など、いつでも、どこでも申請が可能。移動時間や交通費、郵送費などのコスト削減が期待できる。Jグランツを利用するには、事業者が1つのアカウントで複数の行政サービスにアクセスできる認証システム「GビズID」を取得する必要がある。取得すると、申請事業者の基本情報が自動入力されるなど、入力負担が軽減される。書類の押印も不要となり、紙でのやり取りもなくなる。

Jグランツ上でリアルタイムに申請状況や処理状況が把握できるため、手続きを迅速に行える。21年度予算の同省の100を超える補助金で活用すべく導入準備を進めている。同省は内閣官房や総務省等とともに、各省や自治体の補助金での活用も随時進めていく。各補助金の公募準備ができ次第、Jグランツ上の「補助金一覧」に補助金名を掲載する。20年度予算で掲載済みの補助金関連手続きは1.0でのみ可能。

■参考:経済産業省|補助金申請システム(Jグランツ2.0)の提供を開始しました|

https://www.meti.go.jp/press/2020/01/20210104002/20210104002.html