東京商工リサーチが発表した国内銀行81行の2019年3月期の平均年間給与(基本給与と賞与、基準外賃金の合計額)は前期比0.2%増の609万5千円で、3年ぶりに上昇した。銀行別では、トップが東京スター銀行で926万6千円、2位が三井住友銀行で820万3千円、3位はあおぞら銀行で803万7千円だった。
業態別では大手銀行が前期比2万円増の759万7千円、第二地方銀行が同8万円増の554万9千円と増加したが、地方銀行は1万8千円減の621万4千円だった。大手銀行と比較すると、地方銀行は138万3千円、第二地方銀行は204万8千円の差があった。前期を上回ったのは、大手銀行が6行のうち3行、地方銀行が48行のうち24行、第二地方銀行が27行のうち19行の計46行で、全体の6割弱だった。
平均年間給与の上位4位以下は三菱UFJ銀行(771万5千円)、新生銀行(767万7千円)、静岡銀行(746万1千円)、みずほ銀行(737万2千円)スルガ銀行(729万2千円)、千葉銀行(729万円)、群馬銀行(709万4千円)などとなって。15年3月期からトップ3の常連だったスルガ銀行は不正融資問題の発覚で8位に後退した。
■参考:東京商工リサーチ|2019年3月期決算 国内銀行81行「平均年間給与」調査|
http://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20190724_01.html