製品全体のシェア、日本が最高 IOT国際競争力指標―総務省

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総務省は、日本のICT(情報通信技術)産業の国際競争力の強化に向けた測定指標である「IOT国際競争力指標・2017年実績」をまとめ公表した。

IOT製品の市場は、ICT製品等の市場と比較して小規模なものが多いが、一部を除きプラス成長した。一方、ICT製品等の市場は、「小型基地局」や「仮想化SW/HW」等の成長率は高かったが、総じて低い成長率またはマイナス成長のものが多い。世界のIOT製品全体の国・地域別シェアは、日本が24.0%と最も高いが、米中も20%超と高水準。日本はIOT製品スマート工場分野で世界トップシェア、同分野等における市場シェアは拡大している。

ただ、日本企業の市場シェアが高い製品は市場規模が比較的小さい。日本は、研究開発拠点数や研究開発費では米国に次ぎ2位だが、M&Aの金額や件数では米中に後れをとり3位。同指標は、ICT産業をスマートシティ関連部材・機器やコネクテッドカー関連部材・機器等からなるIOTの進展等による成長市場と、それ以外のICT市場に分けて分析。主要10カ国・地域約1,500社の製品・サービスについて、世界市場における売上高と成長率、シェアと増減等を指標として競争力、研究開発、ファイナンス等の潜在的な競争力を把握する。

■参考:総務省|「IoT国際競争力指標(2017年実績)」の公表|

http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin02_02000137.html