平成29年度版「観光白書」 動向と取組事例、施策等まとめ

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観光庁はこのほど、大部の「平成28年度観光の状況」及び「平成29年度観光施策」(観光白書)を公表した。第1部が「平成28年 観光の動向」で、第1章は「世界の観光の動向」第2章は「日本の観光の動向」。2015年統計で日本は外国人旅行者受入数ランキングにおいて、世界16位(アジア6位))、2016年の訪日外国人旅行者数は2,404万人(対前年度比21.8%増)となった。中でもアジア全体の旅行者が2,010万人(全体の83.6%)を占める。

第2部は「持続可能な賑わいを有する観光地づくりに向けて」として、温泉地の取組事例として【熱海】、歴史・文化を観光資源とする【日光・伊勢】、自然環境の【富良野】をそれぞれ紹介している。また、観光地を取り巻く環境の変化として、○訪日観光消費が伸びる一方、国内旅行消費は横ばい○団体旅行の減少、列車利用の増加、SNSの写真を見たことがきっかけ等を上げている。

第3部・4部は平成28年度、29年度の施策を紹介。(1)観光資源の魅力を極め、「地方創生」の礎に(2)環境産業を革新し、国際競争力を高め、わが国の基幹産業に(3)すべての旅行者が、ストレスなく快適に観光を満喫できる環境に、の3つの項目で、具体的な課題に合わせた施策の紹介をしている。

■参考:環境庁|「平成28年度観光の状況」及び「平成29年度観光施策」(観光白書)について|

http://www.mlit.go.jp/kankocho/news01_000261.html