JPBM全国統一研修会が11月19日(火)に開催され盛会裡に終了いたしました。事業承継支援をテーマに会員同士の連携や共同支援の活発化に向け、参加型事前アンケート研修企画としての初の試みとなりました。法務関連のテーマでは、権藤弁護士が遺贈、負担付遺贈、後継ぎ遺贈、受益者連続型信託などが検討される中で、その考え方や手続き等について説明されました。特に対銀行での信託口座開設の難しさや条件について触れ、信託契約時の債務や賃貸借契約の扱い、不動産信託の場合の権利義務や固定資産税の承継等が重要な点として挙げられました。税務関連のテーマでは、山原税理士が、IPOに関する基本的な理解や分割型分割と分社型分割の違い、適格・非適格分割の条件、株主への課税影響について詳細に解説いただきながら、成長力の異なるブランドを分割する方法についてアンケート結果に触れつつ言及いただきました。また、有山特定社会保険労務士より、会社分割や組織変更に伴う健康保険の変更の難しさや、協会けんぽへの移行の可能性について話されました。
JPBMでは、今後も参加型研修として、関心の高いテーマを設定し事前アンケートをいただきながら、ノウハウ等の共有を進めます。是非ご活用ください。
■参考:JPBM|第37回全国統一研修会|