東京商工リサーチは「2023年の全国社長の年齢調査」結果を発表した。それによると、社長の平均年齢は前年を0.74歳上回り、63.76歳となり、調査開始した09年以降で最高を更新。社長の年齢分布は70代以上が35.4%(前年33.3%)と初めて30%台後半に達した。
このほか、60代、50代などはすべて前年より低下し、70代以上だけが上昇した。同調査は23年12月に実施した。産業別の平均年齢は、最高が不動産業の65.64歳で唯一、60歳代後半に達した。以下、小売業64.72歳、卸売業64.64歳の順。社長の平均年齢が最も低いのは情報通信業の57.90歳で、60歳を下回った。平均年齢が最も高い不動産業は70代以上の構成比が40.8%で唯一、40%超と突出している。
都道府県別では、社長の平均年齢の最高は高知県の65.96歳で、3年ぶりのトップ。以下、前年まで2年連続でトップだった秋田県65.70歳、前年6位だった富山県65.40歳が続き、上位3県は65歳を超えた。このほか、岐阜県64.98歳(前年19位)と奈良県64.95歳(同12位)が大きく順位を上げ、5位までに入った。一方、最年少は広島県の62.67歳で、2年ぶりに最年少になった。
■参考:東京商工リサーチ|社長の平均年齢 過去最高の63.76歳 最高は高知県65.96歳、最年少は広島県62.67歳・「全国社長の年齢」調査 |
https://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1198339_1527.html