厚生労働省は2022年の「グッドキャリア企業アワード」受賞企業を決定、公表した。この賞は従業員の自律的なキャリア形成支援について他社の模範となるような取組みをしている企業を表彰するもので、平成24年度から「キャリア支援企業表彰」として実施されていたが、平成28年度から「グッドキャリア企業アワード」に呼称を変更、キャリア形成支援の重要性を普及・定着させることを目的としている。
今回は全国から89社の応募があり、厚生労働大臣表彰の大賞に5社、厚生労働省人材開発統括官表彰のイノベーション賞に11社が選ばれた。従業員数15人の企業が大賞に選出されたほか、同25人、37人、40人、41人の中小企業がイノベーション賞に選出されている。企業規模は関係なく、すべては企業側の意識と取組み方次第。
大賞に選出された従業員数15人の企業では、未来を見据え世代交代及び自律的に向上する組織を目指すためにプロジェクトグループ室を新設、研修・セミナー参加費の会社負担等を通じて能力開発を支援したほか、コロナ禍で仕事が減少した期間をチャンスと捉え、熟練者の長年の経験や技術を活かしてISO14001・ISO9001を同時取得している。
■参考:厚生労働省|「グッドキャリア企業アワード2022」の受賞企業を決定しました|
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_30058.html