人手不足が深刻化、7割が実感 建設・運輸業で顕著―日商調査

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日本商工会議所・東京商工会議所は「人手不足の状況および新卒採用・インターンシップの実施状況」についてアンケート調査を実施。それによると「人手が不足している」と回答した企業は64.9%と前回調査(2月)と比べて4.2ポイント増加。過去の調査で最高だった2019年調査の66.4%には届かなかったものの過去最高水準に迫っている。

業種別でみると「建設業」(77.6%)と「運輸業」(76.6%)で「人手が不足している」との回答率が高い。コロナによる深刻な影響を受けた「宿泊・飲食業」(73.9%)でも7割を超える企業が人手不足と回答。求職者に対して魅力ある企業・職場となるための取組は「賃上げの実施、募集賃金の引き上げ」と回答した企業が最も多く57.0%。一方「女性、外国人材の活躍に関する調査」の結果では、男性育休促進に関する課題は「代替要員がいない」が最多で52.4%、外国人材受け入れの課題は「日本語での円滑なコミュニケーション」が約半数を占めた。

「女性の活躍を推進している」との回答率は71.6%に達するが、うち半数以上「課題がある」と回答。「女性管理職」比率については「0%」と回答した企業が43.2%と最多、「30%以上」の企業は10.1%。

■参考:日本商工会議所|「人手不足の状況および新卒採用・インターンシップの実施状況」の集計結果について~|

https://www.jcci.or.jp/news/jcci-news/2022/0928110000.html