国土交通・農林水産・環境の３省は、自然環境が有する多様な機能を活用するグリーンインフラの取組に活用可能な支援制度をまとめた「グリーンインフラ支援制度集」を公表した。
グリーンインフラとは、社会資本整備や土地利用等のハード、ソフト両面において自然環境が有する多様な機能を活用し、持続可能で魅力ある国土・都市・地域づくりを進める取組。取組を官民連携・分野横断で推進するため、令和２年３月に産官学の多様な主体が参画する「グリーンインフラ官民連携プラットフォーム」を設立、グリーンインフラの社会的な普及、技術に関する調査・研究、資金調達手法の検討等を実施している。
これまで様々な事業分野においてグリーンインフラの社会実装に向けた支援制度が整備されてきた。支援集では、グリーンインフラの導入支援に関連して利用が想定される制度として２９件を掲載している。
内訳は▽国土交通省関係が「先導的グリーンインフラモデル形成支援」など１２件▽農水省関係が「農山漁村地域整備交付金、社会資本整備総合交付金事業海岸環境整備事業」など９件▽環境省関係が「環境で地方を元気にする地域循環共生圏プラットフォームづくり事業」など４件▽公益財団法人等が「河川基金助成事業」など４件。
■参考：国土交通省｜グリーンインフラの取組に活用可能な支援制度をとりまとめました～「グリーンインフラ支援制度集」の公表～｜
