東京商工リサーチは「忘・新年会に関するアンケート調査」結果を発表した。それによると、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置に関係なく「忘年会、新年会を開催しない」と回答した企業は70.4%(5760社)に達した。
2020年の12月に実施したアンケート調査では「開催しない」が94.2%で、1年間で23.8ポイント回復したが、「今年も宴会需要は収縮し、飲食業や関連業者のダメージは続きそうだ」(同社)。この調査は緊急事態宣言、まん延防止等重点措置が全面解除された後の今年10月1日~11日にインターネットで実施、有効回答8174社を集計、分析した。
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置に関係なく「開催しない」と答えた企業を規模別で見ると、大企業は78.9%、中小企業は68.9%だった。都道府県では「開催しない」は奈良県が84.3%でトップ。以下、大分県が81.8%、栃木県80.7%、高知県80.5%、富山県80.0%で、80%台は5県だった。東京都は69.9%、大阪府68.6%、愛知県69.7%だった。一方、「開催しない」の最低は沖縄県で48.5%。職員に飲酒を伴う会合参加で飲食店の支援を呼びかけた鶴岡市のある山形県は74.5%だった。
■参考:東京商工リサーチ|忘・新年会離れが深刻、企業の7割が「開催しない」 2021年「忘・新年会に関するアンケート」調査|
https://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20211022_01.html