国土交通、農林水産両省は合同で北海道から沖縄に至る10地方ブロックにおける社会資本整備重点計画を決定した。第5次社会資本整備重点計画に基づく7年度までのもの。
各ブロックにおける重点目標の実現に向けて、代表的な指標や具体的な事業を含む主要取組をまとめた。特徴は▽完成時期や今後見込まれる事業費を記載するなど、事業の見通しをできるだけ明確化▽「防災・減災、国土強靱化のための5カ年加速化対策」として実施している取組を明示▽ストック効果のさらなる拡大のため、インフラの潜在力を引き出すとともに、インフラによる新たな価値を創造するインフラ経営の取組を記載―の3点。
添付の「参考資料」はブロックごとに各重点目標について「小目標例」「主要取組例及び中長期の見通し例」「KPI例」「期待されるストック効果」「インフラ経営の取り組み」を簡便にまとめてある。東北ブロックにおける重点目標は(1)防災・減災が主流となる社会の実現(防災先進圏域を目指して)(2)持続可能なインフラメンテナンス(3)持続可能で暮らしやすい地域社会の実現(4)経済の好循環を支える基盤整備(東北にっぽん自立経済圏を目指して)(5)インフラ分野のデジタル・トランスフォーメーション(DX)(6)インフラ分野の脱炭素化。
■参考:国土交通省・農林水産省|「地方ブロックにおける社会資本整備重点計画」を策定しました
~ストック効果の最大化を目指します~|
https://www.mlit.go.jp/report/press/sogo03_hh_000260.html