企業の4割弱が正社員不足 非正規社員は2割-4月時点

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帝国データバンクは2021年4月に実施した「人手不足に対する企業の動向調査」結果を発表した。それによると、正社員が不足している企業は37.2%だった。

新型コロナウィルスの感染拡大による1回目の緊急事態宣言の最中であった前年同月に比べ6.2ポイント増加したが、新型コロナの影響を受けていない19年4月と比較すると13.1ポイント下回った。この調査は21年4月16日から30日まで、全国2万3707社を対象に実施した。回答率は46.4%だった。

不足している企業を規模別で見ると、大企業が42.0%で、60.0%を記録した2年前と比較すると大きく低下した。中小企業は36.1%、小規模企業は33.9%で、2年前に比べてそれぞれ11.8ポイント減、9.0ポイント減となった。業種別では、「メンテナンス・警備・検査」と「教育サービス」が55.6%で最も高かった。以下、「建設」(54.5%)、「情報サービス」(54.1%)、「農・林・水産」(53.5%)、「自動車・同部品小売」(50.0%)が5割台で上位に並んだ。非正規社員が不足していると回答した企業は20.6%だった。大企業は21.3%、中小企業は20.5%、小規模企業は19.8%となった。

■参考:帝国データバンク|人手不足に対する企業の動向調査(2021年4月|)

https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p210506.html