最先端分野の技術テーマを調査 スマート農業など―特許出願

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特許庁は、将来の市場創出・拡大が見込める最先端分野である「機械翻訳」「スマート農業」「MaaS~自動運転関連技術からの分析~」「プラスチック資源循環」など7つの技術テーマについて特許情報等を調査・分析した報告書をまとめた。その一部を紹介する。

【スマート農業】中国籍出願人の近年の特許出願件数の伸びが顕著。ほぼすべてが自国への出願。日本国籍出願人による特許出願件数も増加傾向。出願内容は、車両用ロボットやそれらからのデータ取得において、より具体的な内容を含んでいる。日本国籍の注目出願人による出願内容には、実際の農業技術を起点とした農機等やデータ収集技術が多く含まれている。収集されたデータの分析にあたり、データ提供側の立場を尊重したデータ主権の設定も含めて検討することが重要な課題。

【プラスチック資源循環】プラスチック資源循環の特許出願件数(ファミリー件数)は、中国籍出願人による自国への出願を中心として、全体として近年増加。日本は、強みである成形技術や加工技術、着色・外観等の特性改良技術、包装技術を生かし、バイオマスプラスチックや生分解性プラスチックの素材について、用途に適した高機能化(成形性、加工性、着色・外観等)を迅速に進め、市場に投入することが望まれる。

■参考:特許庁|特許出願技術動向調査を取りまとめました|

https://www.meti.go.jp/press/2021/04/20210430004/20210430004.html