観光庁より、訪日外国人消費動向調査の2014年間値(速報)が発表された。その結果、訪日外国人旅行消費の総額は2兆305億円で過去最高となったことがわかった。
訪日外国人旅行消費の概要として、一人当たり訪日外国人旅行消費額は、前年(13万6,693円)比10.7%増の15万1,374円と推計され、過去最高額となった。また2014年の訪日外国人旅行消費の総額は、前年(1兆4,167億円)比43.3%増の2兆305億円と推計され、こちらも過去最高額となる。同総額は2011年を境に、3年間右肩上がりが続いている。国籍・地域別では、中国が、対前年2倍を超える約5,600億円となり、総額の4分の1を超える額を占めた。中国の内訳としては、1人当たり旅行支出額が23万1,753円で昨年比10.4%の増加、訪日外国人旅行者数(人)は、2,409,200人で昨年比83.3%増加となった。ほか、タイ、台湾、マレーシアなどが、対前年で大幅な増加となっている。費目別に旅行消費額をみると、前年第2位(構成比32.7%)の買い物代が、前年第1位(構成比33.6%)の宿泊費を上回って、2014年は第1位(構成比35.2%)となった。
■参考:観光庁|訪日外国人消費動向調査 2014年 年間値(速報)|
http://www.mlit.go.jp/kankocho/news02_000235.html