厚生労働省は育児を積極的に行う男性(イクメン)と部下の育児と仕事の両立を支援する管理職(イクボス)」の募集を行い、先日、応募企業の中からそれぞれの受賞企業を決定、公表した。
今回で8回目となるイクメン企業アワードは、36社の応募の中からグランプリ2社、奨励賞1社、理解促進賞1社、特別賞2社がそれぞれ選定された。また、今回で7回目となるイクボスアワードは48人の応募の中から、グランプリ2人、奨励賞1人が選定された。昨年より両賞とも応募数は減少となった。
イクメン企業グランプリに選定された企業では、男性育休についての調査を実施、その結果を踏まえて男性の育休取得に係る取組みを推進したほか、役員が男性育休取得推進宣言を行うことで育児休業を取りやすい環境づくりを行った。また、別の一社では男性従業員の配偶者出産後3年以内に1ヶ月以上の育児休業取得を目指す独自の「イクメン休業」制度を制定している。奨励賞受賞企業では「ライフイベントがある中でもキャリアを止めない」という観点から、多様な両立支援正制度を導入したことが評価された。微増が続く男性の育児休業取得。さらに取得が進むかどうか、国の施策のみならず、企業ごとの取組み内容が問われることになるだろう。
■参考:厚生労働省イクメンプロジェクト|【イクメン企業アワード2020】グランプリに技研製作所、積水ハウス|
https://at-jinji.jp/blog/35883/