コロナ倒産500件に 飲食店が最多69件

LINEで送る
[`yahoo` not found]

帝国データバンクは8日、新型コロナウイルスの影響による企業倒産が2月からの累計で500件に達したと発表した。

業種別では、飲食店が69件で最も多い。以下、ホテル・旅館が53件、アパレル・雑貨小売店が34件、建設・工事業が33件、食品卸が29件、アパレル卸が21件と続いている。都道府県別では、東京都が123件で最多。以下、大阪府54件、北海道25件、兵庫県24件、愛知県22件、静岡県21件、神奈川県19件、栃木県15件と続く。倒産がゼロは島根県と高知県の2県だった。

月別の推移では、6月が最多の120件だったのに対し、7月は115件、8月は84件と減少傾向。負債総額は計2536億1200万円(調査中の2件を除く)。負債額は5億円未満が411件で全体の80%強を占めている。100億円以上の大型倒産は3件にとどまっている。負債額が大きかったのは旅行代理店ホワイト・ベアーファミリー(負債額278億円)、リゾートホテル運営のWBFホテル&リゾーツ(同160億円)、大手アパレルメーカーのレナウン(同138億7900万円)など。同社は今後に関して「コロナ発生前には経営問題を抱えていなかった企業の倒産が増加する可能性が高い」とみている。

■参考:帝国データバンク|新型コロナウイルス関連倒産|

https://www.tdb.co.jp/tosan/covid19/index.html