総務省と経済産業省が「医療情報を取り扱う情報システム・サービスの提供事業者における安全管理ガイドライン」の第1版を策定・公表した。
医療情報を取り扱う情報システム・サービスをめぐっては、従来「クラウドサービス事業者が医療情報を取り扱う際の安全管理に関するガイドライン(第1版)」と「医療情報を受託管理する情報処理事業者における安全管理ガイドライン(第2版)」があった。両省はこの2つのガイドラインを見直し、統合・改定。元年 8月から合同で「医療情報を受託する情報処理事業者の安全管理ガイドライン改定検討会」を開催し、検討を進めてきた。同委員会における検討結果等を踏まえ、令和2年3月から4月まで意見を募集。寄せられ意見とそれに対する両省の考え方を取りまとめた上で、統合第1版を策定した。併せて、ガイドラインをより理解しやすくするため、基本的な考え方をまとめた「医療情報を取り扱う情報システム・サービスの提供事業者における安全管理ガイドラインFAQ」も公表した。
ガイドラインは「医療情報の安全管理に関する義務・責任」「対象事業者と医療機関等の合意形成」「安全管理のためのリスクマネジメントプロセス」「制度上の要求事項」など全6章51ページからなる。
■参考:経済産業省|「医療情報を取り扱う情報システム・サービスの提供事業者における安全管理ガイドライン」(案)に対する意見募集の結果及び当該ガイドラインを取りまとめました|
https://www.meti.go.jp/press/2020/08/20200821002/20200821002.html