平成25年相続税の申告状況 相続税納税者は13万人強

LINEで送る
[`yahoo` not found]

国税庁はこのほど、平成25年中にあった相続や遺贈などに係る申告事績の概要を取りまとめて公表した。

平成6年以降、増加傾向の続いている被相続人数は約127万人(対前年比101.0%)で、うち相続税の課税対象となったのは約5万4千人(同103.5%)。課税割合は4.3%(同0.1ポイント増)で、平成7年の5.5%をピークに、ここ10年ほどは4%を多少上回る割合で横ばい。相続税の納税者である相続人数は、13万545人(同103.2%)であった。

一方、課税価格は11兆6,253億円(同107.8%)、被相続人1人当たりでは2億1,362万円(同104.2%)。税額は前年から22.8%増の1兆5,367億円で、被相続人1人当たりでは18.6%増の2,824万円であった。課税価格、税額とも昨年までほぼ横ばいの状況が続いていたが、10年ぶりに明らかな増加を見せたと言える。

相続財産の金額の構成比を見ると、土地が41.5%(同4.3%減)、現金・預貯金等は26.0%(同0.4ポイント増)、有価証券16.5%(同4.3ポイント贈)、家屋5.2%(同0.1ポイント減)の順であった。平成6年以降、土地の割合はほぼ右肩下がりの減少を見せている。

■参考:国税庁|平成25年分の相続税の申告の状況について|

http://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/2014/sozoku_shinkoku/sozoku_shinkoku.pdf