廃業予定が52.6%も 事業承継ネット調査-日本公庫

LINEで送る
[`yahoo` not found]

日本政策金融公庫はこのほど、中小企業の事業承継インターネット調査を実施。その結果、廃業を予定している企業は52.6%となった(2019年10月調査、4,759件)。概要は以下の通り。

○後継者が決まっており本人も承諾している「決定企業」は 12.5%にとどまり、後継者が決まっていない「未定企業」が 22.0%、「廃業予定企業 」が52.6%、「時期尚早企業」が12.9%となった。「廃業予定企業」は、従業者数「1~4人」の企業が83.3%を占めた。○後継者候補は子どもである割合が依然高いものの、親族外の割合も上昇。後継者候補を「長男」とする割合が「決定企業」で45.2%、後継者候補がいる「未定企業」で36.4%となっている。ただ、割合は低下傾向にあり、親族以外を後継者候補とする割合が上昇している。○「廃業予定企業」の廃業理由は、「そもそも誰かに継いでもらいたいと思っていない」が 43.2%と最も高い。理由としては「経営者個人の感性・個性が欠かせない事業だから」が多数占めた。○外部機関や専門家などから支援を受けたいか、には、事業承継に向けた経営状況 ・経営課題の把握について「将来支援を受けたい」との回答が、「決定企業」で16.4%、「未定企業」で19.1%あった。]

■参考:日本政策金融公庫|中小企業のうち後継者が決定している企業は 12.5%、廃業を予定している企業は 52.6%|

https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/sme_findings200124_1.pdf