厚生労働省は育児を積極的に行う男性(イクメン)と部下の育児と仕事の両立を支援する管理職(イクボス)」の募集を行い、先日、応募企業の中からそれぞれの受賞企業を決定した。
イクメン企業アワードは42社の応募の中からグランプリ、特別奨励賞がそれぞれ2社選定された。また、今回で6回目となるイクボスアワードは58人の応募の中から、グランプリ、特別奨励賞がそれぞれ2名選定された。イクメン企業グランプリに選定された企業2社では、男性の育休取得率が63%と70%に達している。勤務時間をフレキシブルに設定できる、男性の育児参画に向けて制度の周知と休暇取得を促す活動を行うなどの試みが評価されている。 受賞理由は、対面にこだわらない通信でのミーティングや自身も時間単位の休暇を率先して取得するなど、等身大のイクボス像として活躍していることが評価された。もう一人のグランプリ受賞者も休暇を率先して取得する姿勢が評価されている。
時代の流れとして、もはや避けることは困難であろう男性の育児休業取得。単なるデメリットとして捉えるか、業務改善による生産性の向上や社員のキャリアアップにつなげるチャンスとして捉えるかで企業の未来は変わるだろう。
■参考:厚生労働省|「イクメン企業アワード2019」・「イクボスアワード2019」の受賞企業・受賞者を決定しました|
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_07189.html