中小企業庁・中小企業基盤整備機構は、民間金融機関、仲介事業者等が有する引継ぎ希望案件(小規模ディール:年商3億円以下の企業/手数料1,000万円未満目安)を、
全国の事業引継ぎ支援センター(全国47都道府県に設置、後継者不在の中小企業・小規模事業者のマッチングを実施、平成23年度から累計の成約件数約2,700件・以下「センター」)の相談情報をデータベース化したノンネームデータベース(NNDB)に掲載可能とするとともに、日本政策金融公庫等公的機関の参画も可能とする改修を実施し、マッチング支援データベース機能の充実を図る。
NNDBは平成28年より、センターに寄せられた相談のうち、許諾が得られたものに関しての取扱いとなっていた。今後、登録機関が保有する案件の掲載も可能とするほか、上記日本政策金融公庫等の公的機関に対して、開示範囲を拡大するとともに、これら機関が保有する案件についても登録を促進する予定。加えて、全国のセンターにおいて、登録機関等の登録を促進し(金融機関、税理士、M&A仲介業者等)、NNDBの掲載件数を増加させる取組を同時並行で行うという。
NNDBは令和元年9月2日に改修を完了させ、稼働を開始する予定。
■参考:経済産業省|事業引継ぎ支援センターによる第三者承継(M&A)に係るマッチング支援データベースの拡充を行います|
https://www.meti.go.jp/press/2019/08/20190816001/20190816001.html