4割「中途入社の定着率低い」 就職支援会社の企業調査で判明

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就職支援会社エン・ジャパンはこのほど、直近の3年間で中途入社した正社員がいる企業を対象とした「中途入社者の定着」実態調査の結果を発表した。

それによると、中途採用した正社員について、約4割の企業が「定着率が低い」と回答した。同社は1月30日から2月26日までインターネットによるアンケート調査を実施、693社から回答を得た。定着率については「とても低い」が7%、「低い」が30%で、計37%の企業が低いと回答した。「定着率が低い」と回答した割合を業種別に見ると、「流通・小売関連」が51%で最も多かった。以下、「商社」(45%)、「サービス関連」(41%)、「不動産・建設関連」(40%)などが続いている。企業規模別では「1000人以上」が48%でTOP。続いて「1~9人」と「300~999人」で各42%だった。

退職につながりやすい期間については、「入社後半年未満」がほぼ3社に1社に上った。中途入社者の定着率向上のための取り組みでは、「定期で行う上司との面談」が53%で最も多い。以下、「歓迎会での交流」(50%)、「導入研修(オリエンテーション)」(26%)、「入社後の集合研修」(20%)、「定期で行う人事(第三者)との面談」(18%)などの順。

■参考:エン・ジャパン株式会社|「中途入社者の定着」実態調査―『人事のミカタ』アンケート―|

https://corp.en-japan.com/newsrelease/2019/16757.html