国土交通省が行った30年度住宅市場動向調査によると、現在居住している住宅を選択した理由(複数回答)のうち「住宅の立地環境が良かったから」を選択した世帯の割合は分譲マンションで最も多く72.3%となった。
次に多かったのが中古マンションで60.5%。「住宅の立地環境が良かったから」は過去4年間、継続的に増加した。購入価格は、注文住宅を除き増加傾向にある。26年度調査比でみると、中古マンションは31.7%増で年収の3.32倍から3.94倍に、分譲マンションは25.9%増で同5.24倍から5.45倍にそれぞれアップした。購入資金は、土地を購入した注文住宅新築世帯で平均3,971万円、建て替え世帯で同3,491万円、分譲戸建て住宅と分譲マンションの取得世帯でそれぞれ同3,933万円、4,577万円、中古戸建て住宅と中古マンションの取得世帯でそれぞれ同2,814万円、2,819万円。リフォーム資金は平均241万円。
自己資金比率をみると、土地を購入した注文住宅新築世帯で31.2%、建て替え世帯で64.2%、分譲戸建て住宅と分譲マンションの取得世帯がそれぞれ21.8%と34.1%、中古戸建て住宅と中古マンションの取得世帯でそれぞれ36.5%と42.2%だった。
■参考:国土交通省|マンション購入者は「立地環境」の選好が強まっています
~平成30年度住宅市場動向調査の結果をとりまとめ~|
http://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000135.html