Weeklyコラム 選択の「勘」を養う技

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人生は選択(決断)の連続と言われる。例えば、高校・大学はどこを受験するのか、どこに就職するのか、だれと結婚するのか、等と次々に選択を迫られる。日常の細かい選択を含めて、何を基準に決めているのか。その大きな根拠は「勘」(第六感)ではなかろうか。

この勘は偶然に考え付くものではなく、長年の努力によって有効な勘が養われるものである。ところで、勘を養う努力とは具体的に何をする事であろうか。さて、筆者が考える勘を養う技とは、次のような努力を日々積み重ねる事である。

(1)「青年時代までに基礎的な知識を習得し、学業終了後は、出来るだけ多くの読書をする事である。特に、仕事に直接関係の無い文学(小説・随筆等)、歴史、哲学、宗教、心理学、政治経済等の古典類は必須である。(2)旅・通勤・買物等の日常生活や仕事上で出会った事柄等を真剣に観察し、時には記録する習慣(メモ・日記)を持つ事である。(3)問題解決法のアイデアや優先順位の選択原理等を意識的に習得する事である。悩みを解決する思考原則も選択の勘を養う事に有効である。人は必ず大きな悩みを持つが、何か武器を用意すべきである。以上のような努力を重ねれば、選択に迷っても決断が速く出来、その結果が適切になる勘が養えるであろう。