内閣府が行ったマイナンバー制度に関する世論調査結果によると、10月時点でマイナンバーカードを「取得している、もしくは取得申請中」が27.2%、「取得していないが、今後取得する予定」が16.8%で、合計44.0%にとどまり、取得済みないし取得予定がいまだに過半数に達していない。
逆に、「取得していないし、今後も取得する予定はない」は53.0%で、依然として過半数を上回った。取得しない理由(複数回答)は、「取得する必要性が感じられないから」57.6%、「身分証明書になるものは他にあるから」42.2%、「個人情報の漏えいが心配だから」26.9%、「紛失や盗難が心配だから」24.9%、「申請手続が面倒だから」21.3%が上位5項目。
マイナポータルで利用してみたい機能については、「必要な手続の検索や申請ができる」19.6%、「健康診断結果や、薬の服用履歴の情報を確認できる」13.1%が上位2項目。「特に利用してみたいとは思わない」も62.2%と6割を超えた。マイナンバー制度への期待(同)については、「年金やパスポートの申請時に、手続が簡単になる」が40.8%、次いで「年金の給付漏れがなくなるなど、必要とする人たちにきめ細やかな支援を行うことができる」が25.1%となった。
■参考:内閣府政府広報室|「マイナンバー制度に関する世論調査」の概要|
https://survey.gov-online.go.jp/tokubetu/h30/h30-mainan.pdf