帝国データバンクが発表した「2018年4月末時点の企業における女性社長比率調査」結果によると、女性社長の比率は7.8%で、都道府県別では青森県が10.6%でトップだったことが明らかになった。女性社長比率は30年前が4.2%、20年前が5.5%、10年前が6.3%と、緩やかな上昇傾向で推移している。
年商規模別に見ると、年商「5000万円未満」が10.8%で最高。以下、年商規模が大きくなるにつれて比率は低下し、「100億円以上」では1.3%にとどまった。業種別では、「不動産業」が16.6%、「小売業」(10.4%)、「サービス業」(10.3%)、「運輸・通信業」(6.8%)、「卸売業」(6.7%)、「製造業」(5.1%)、「建設業」(4.7%)と続く。業種細分類別の上位を見ると、「保育所」(43.2%)が唯一4割を超え最高となった。以下、「化粧品小売」(36.4%)、「美容業」(33.7%)、「各種学校」(31.6%)、「老人保健施設」(30.9%)の順。都道府県別では、青森県に続くのは沖縄県で10.41%、徳島県が10.39%で、3県は1割を超えた。一方、最も低かったのは岐阜県で5.2%、以下、長野県(5.8%)、滋賀県(5.9%)が続いている。