取扱債権、件数、金額とも増加 昨年のサービサー業務―法務省

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法務省は29年12月31日現在で営業している債権回収会社(サービサー)の業務状況について調査した結果をまとめ公表した。

営業しているのは80社で、前回調査時の28年12月末現在の86社から6社減った。当期の取り扱い債権は、件数が1,206万件で、前期の1,138万件に比べ6.0%増加。25年から4年連続して増えた。このうち譲り受け債権が65万件、受託債権が1,141万件。金額も14兆4,471億円で、前期の14兆1,026億円に比べ2.4%増加した。うち譲り受け債権1兆1,787億円、受託債権13兆2,683億円。

一方、債権回収額は2兆0,061億円で、前期の2兆6,305億円に比べ23.7%も減少した。うち譲り受け債権1,087億円、受託債権1兆8,974億円。

特定金銭債権の回収実績をみると、物的担保付きでは、債務者弁済によるものが83.8%、任意売却によるものが7.7%、競売によるものが4.6%を占め、その余によるものが4.0%(うち保証人弁済2.3%)。物的担保なしでは、債務者弁済によるものが86.0%、保証人弁済によるものが8.5%を占め、その余によるものが5.5%(うち破産等配当1.3%、強制執行0.9%)となっている。

■参考:法務省|債権回収会社(サービサー)の業務状況について(概要)|

http://www.moj.go.jp/housei/servicer/housei08_00063.html