新聞に、「働き方改革」という言葉がほとんど毎日載っている。主に、残業（時間外労働）を短縮する事が課題になっている。残業の適正化とは、一体何を目的にしているのだろうか（単に残業時間数の取締りか、或いは残業の減少ノウハウ啓蒙か）。
筆者としては、どうすれば残業を減らす事が出来るか啓蒙する必要があると思う。第一に、そもそも残業を全くしない働き方が可能か。一般に、毎日始業時間と終業時間を完全に守る事は出来ない。毎日の仕事量が平均化出来なかったり、月初や月末に集中したり、特定の時季（決算期、年末年始、観光シーズン等）に仕事が集中したりするからである。また、トラブルや突然の退職・病気等を理由に残業が発生することもある。次に、残業を減らす手法はどうあるべきか。会社側が言葉で指導したり、事務室の照明を消して帰宅を強制したりしてもあまり効果はなかった（継続性が無い）。残業を許可制にしたり、特定日をノー残業デーにしたりしても同様だった。
残業を減らす手法（完全ではない）は、次のような改善策にあると思われる。（１）採用・配置・給与・教育等の人事計画を策定する（２）会議の開始・終了、業務の期限等、時間管理を厳正にする（３）残業が減っても社員の生活が成立つような給与体系にする。
