人手不足倒産、初の100件超 昨年度は13年度比2.5倍に

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帝国データバンクが発表した「2017年度の人手不足倒産の動向調査」結果を発表した。それによると、同年度の人手不足倒産は前年度比44.3%増の114件で、年度合計で初めて100件を超えた。4年連続で前年度を上回り、13年度に比べて2.5倍に増加した。

13年度から5年間で発生した人手不足倒産件数は計371件、負債総額は836億5300万円に上った。負債規模別件数を見ると、17年度は「1億円未満」が57件(前年度比32.6%増)で最も多い。これに次ぐのが「1~5億円未満」で50件(同78.6%増)。以下、「10億円以上」(4件)、「5~10億円未満」(3件)が続いている。業種別件数では、「建設業」が31件でトップ、以下、「サービス業」(27件)、「運輸・通信業」(17件)、「製造業」(16件)、「小売業」(13件)、「卸売業」(9件)などの順。業種細分類別の5年間累計件数を見ると、「道路貨物運送」が26件で最多となった。このうち、直近の17年度は10件で前年度比2倍に急増。次いで、施工現場での職人不足による受注減や外注費負担の増加などで「木造建築工事」が21件。また、介護スタッフの確保ができず入所者を受け入れできないなどで「老人福祉事業」も21件だった。

■参考:帝国データバンク|「人手不足倒産」の動向調査(2017年度)
人手不足倒産、5年間で2.5倍増 ~ 「道路貨物運送」は直近で前年度比2倍に急増 ~|

http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p180406.html