国税庁は現在、政府広報オンラインの「社会保障と税の一体改革」特集で「社会保障がよくわかるインフォグラフィックス動画」を公開している。Webでの広報に力を入れる中、複雑な情報やデータなどを視覚的に分かりやすく表現する手法「インフォグラフィックス」を用いて、多くの世代に税制に興味関心を持ってもらうために制作したもの。「医療」「年金」「介護」「子育て支援」「少子高齢化」を取り上げた5本の動画は、人や物、事柄などを単純化したイラスト「ピクトグラム」とグラフなどのふんだんな統計データ、平易なナレーションを使ってシンプルかつ端的に伝える工夫がなされている。
主に、29年3月末時点で確認できる制度・統計情報等に基づいて制作された。 「医療」の動画では、日本人が生涯でがんにかかる確率を挙げながら公的医療保険制度を解説。「年金」では公的年金の仕組み、「介護」では地域包括ケアシステムを目指す取組み、「子育て支援」では保育の受け皿確保に向けた対策についてまとめられており、そして「少子高齢化」の動画は、それら4つの分野に関わる共通の課題として、社会保障制度を次の世代に引き継ぐためにどうすればいいのかという財政上の課題を投げかけている。
■参考:政府広報|社会保障制度を子供たちの世代にもきちんと引き継ぐためにどうすればいいか、みなさんといっしょに考えてみませんか|
http://www.gov-online.go.jp/cam/syaho2017/