観光庁は、平成29年4-6月期の訪日外国人消費動向調査の結果を公表した。【訪日外国人全体の旅行消費額】平成29年4-6月期の訪日外国人全体の旅行消費額(速報)は1兆776億円と推計され、前年同期(9,534億円)に比べ13.0%増加。1月~6月の上半期の累計では、2兆456億円と推計され、昨年の上半期(1兆8,839億円)に比べ8.6%増加した。
また国籍・地域別に訪日外国人旅行消費額をみると、中国が3,682億円(構成比34.2%)と最も大きい。次いで、台湾1,536億円(同14.3%)、韓国1,177億円(同10.9%)、香港852億円(同7.9%)、米国767億円(同7.1%)の順となっており、これら上位5カ国・地域で全体の74.4%を占める。
【訪日外国人1人当たりの旅行支出】訪日外国人1人当たり旅行支出は14万9,248円で、前年同期(15万9,933円)に比べ6.7%減少した。国籍・地域別にみると、英国(25万1千円)、イタリア(23万3千円)、中国(22万5千円)の順で高い。費目別に訪日外国人旅行消費額の構成比をみると、買物代が38.5%と最も多く、次いで宿泊料金(27.5%)、飲食費(19.4%)の順で多かったが、前年比で大きな変化はみられない。
■参考:観光庁|訪日外国人消費動向調査 平成29年4-6月期の調査結果(速報)|
http://www.mlit.go.jp/kankocho/news02_000317.html