納税額・不動産所得等増加傾向 確定申告状況-国税庁

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国税庁は先般、28年分の確定申告の状況を取りまとめた。所得税等について、確定申告書を提出したのは2,169万人(前年比0.8%増)で、平成23年分からほぼ横ばいで推移している。

納税人員は637万人(同0.7%増)で所得金額は40兆572億円(同1.7%増)、申告納税額は3兆621億円(同3.1%増)と、いずれも増加を見せた。確定申告書を提出した人員のうち、土地等の譲渡所得の申告人員は49万5千人(同1.2%増)で、うち有所得人員は32万6千人(同1.6%増)。その所得金額は4兆4,652億円(同10.0%増)と、平成21年以降増加の一途を辿っている。一方、株式等の譲渡所得の申告人員は93万2千人(同2.7%増)と増加したが、うち有所得人員は29万4千人(同36.3%減)、所得金額は2兆6,130億円(同4.7%減)と、いずれも減少した。

贈与税について、申告書を提出した50万9千人(同5.4%減)のうち納税人員は37万1千人(同3.2%減)、申告納税額は2,252億円(同6.2%減)と、いずれも減少を見せた。暦年課税を適用した申告人員は46万4千人(同5.0%減)、申告納税額は1,927億円(同10.8%減)となった。

■参考:国税庁|平成28年分の所得税等、消費税及び贈与税の確定申告状況等について|

http://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/2017/kakushin_jokyo/pdf/0017005-061.pdf