Weeklyコラム 目上の人から学ぶ姿勢

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他人の言う事、目上の人の意見を聞くということは、易しいようで実は簡単に出来ないものである。特に、傲慢な人、我の強い人は、反感すら持つかもしれない。

しかし、学業を終えて初めて職に就いた会社の先輩等を思い出して、知識だけで反論したりした事を非常に恥ずかしく思う人は珍しくない。冷静になれば、大抵の人は目上の人の言う事は聞くべきと考えている。有能な経営者や管理者に、「伸びる社員と伸びない社員の違いは何が大きいか」と問うと、その多くは「信頼のおける先輩(上司)に従い、指導や叱責を素直に受け入れて行動する」と応える。つまり、目上の人の意見は従順に受け入れ、とりあえず自分の中に取入れて行動する。もし、不足や反論がある時は、堂々と確認や意見を求める。

知人のAさん(今は3点の美容院を経営)は、勤め始めた時から上司や先輩の指導や叱責等の内容を記録した。そして、何かに迷ったり躓いたりした時は、そのノートを見て難問を乗り越えてきたという。Aさんは、「自分がここまで無事に来られたのは、目上の人の言うことを大事に聞いてきたからだろう」と話す。さらに、「今は、反対に自分が後輩に意見や注意等をするが、従順に聞いている人は例外なく自然に成長しますよ」と言う。