「東京都トライアル発注認定制度」(新事業分野開拓者認定制度)を実施中の都が、29年度に認定する新商品や新役務(サービス)を募集中だ。同制度は、都内に実質的な主たる事務所を有する中小企業者が創出・開発した新規性の高い優れた新商品や新サービスの普及を支援するのが目的。都が同制度の対象として認定しPR等を行うとともに、その一部を試験的に購入し評価する。募集は8日から開始、4月7日締切。
対象となるのは、24年2月以降29年2月までに販売を開始した物品およびサービス。認定を受けると、都のHP等でPRするほか、認定期間中、都の機関が競争入札によらない随意契約で購入・借り入れる。認定商品の一部を都の機関が試験的に購入し評価する(トライアル発注事業)。27年度に認定を受けた事業者に対するアンケート結果では、約8割の認定事業者が「認定による効果があった」と回答した。
認定基準は▽新商品等が既存の商品等とは著しく異なる優れた使用価値を有している▽新商品等が技術の高度化や生産性の向上、または都民生活の利便の増進に寄与する▽新商品等の生産・提供および販売の方法や資金調達の方法などが確実に実行可能で適切である▽新商品等が都の機関において使途が見込まれる―こと。
■参考:東京都|平成29年度 募集開始 東京都トライアル発注認定制度 都内中小企業者の新規性の高い優れた新商品等を募集します!|
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2017/02/08/04.html