観光庁はこのほど、訪日外国人消費動向調査の平成28年10-12月期(速報)および平成28年年間値(速報)を公表した。それによると、同10-12月の訪日外国人旅行消費額は8,922億円(前年同期比1.3%増)で、過去最高となった。1人当たり旅行支出は14万7,175円(同12.2%減)だった。
平成28年間値で見ると3兆7,476億円(同7.8%増)で、こちらも過去最高。1人当たり旅行支出は15万5,896円(同11.5%減)となった。国籍・地域別に旅行消費額をみると、中国が1兆4,754億円(構成比39.4%)と最も大きい。次いで台湾5,245億円(同14.0%)、韓国3,578億円(同9.5%)、香港2,947億円(同7.9%)、米国2,130億円(同5.7%)の順となっており、これら上位5カ国で全体の76.5%を占めた。
平成28年の訪日外国人1人当たり旅行支出における国籍・地域別にみると、オーストラリアが最も高く(24万7千円)、次いで中国(23万2千円)、スペイン(22万4千円)の順となった。中国においては、1人当たり旅行支出が前年比18.4%減少し、全国籍・地域の中で最大の減少幅となった。
■参考:観光庁|訪日外国人消費動向調査平成28年10-12月期結果(速報)及び平成28年年間値(速報)|
http://www.mlit.go.jp/kankocho/news02_000302.html