海外現地法人四半期調査実施 売上高は5期連続減少―経産省

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経済産業省はこのほど、我が国企業の海外現地法人の海外事業活動に関する調査を実施し、平成27年10~12月の四半期調査結果を公表した。売上高(全地域合計)は、前年同期比▲2.9%と5期連続の減少となった。地域別(北米、アジア、欧州)にみると、構成比の高いアジア(構成比49.4%)は、同▲3.9%と7期連続減少となり、特に中国の電気機械の減少幅が大きかった。欧州(同12.2%)は、同▲8.4%と5期連続で減少したものの、北米(同31.4%)では同+2.7%と10期連続の増加となった。輸送機械(同52.9%)を地域別にみると、北米や中国での増加が目立っている。

設備投資(同)は、前年同期比▲6.5%と7期連続の減少となった。アジア(構成比56.3%)は同▲12.9%と12期連続で減少し、特にAEAN4は2期連続で2桁の減少だった。欧州(同8.4%)は、同▲2.1%と6期連続の減少。一方、北米(同27.0%)は、同+6.3%と3期ぶりに増加した。

従業者数(同)は、前年同期比▲0.9%と8期ぶりの減少となった。特に中国は16期連続で減少した。 一方、北米は、18期連続、欧州は10期連続の増加となった。

■参考:経済産業省|海外現地法人四半期調査(平成27年10~12月期)を実施しました|

http://www.meti.go.jp/press/2015/03/20160325005/20160325005.html