売上げが増加した企業が3割に 25年度の小企業の決算状況

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売上げが増加した企業が3割に 25年度の小企業の決算状況

日本政策金融公庫が行った小企業の決算状況調査結果によると、25年度決算(25年12月~26年3月を期末とする決算)では、売り上げDI(「増加」企業割合-「減少」企業割合)は前年度に比べマイナス幅が9.0ポイント縮小しマイナス13.7となった。マイナス幅の縮小は4年連続。また、前年度より売り上げが増加したと回答した企業の割合は30.1%となった。同割合が3割を超えたのは、調査開始(20年度)以来初めて。

業種別にみると、運輸業を除くすべての業種で前年度に比べてDIが上昇。卸売業、情報通信業、建設業および運輸業ではDIはプラスとなった。一方、採算DI(「黒字」企業割合-「赤字」企業割合)は前年度に比べ7.7ポイント上昇し4.2となった。採算DIの上昇も4年連続。「黒字」企業の割合(36.5%)が「赤字」企業の割合(32.3%)を上回ったのは調査開始以来初めて。業種別でも、すべての業種で前年度比DIが上昇。小売業と飲食店・宿泊業を除くすべての業種でDIはプラスとなった。増収増益企業の割合は14.3%で、3.0ポイント増加した。小売業を除くすべての業種で増加。中でも卸売業、建設業、運輸業では大幅に増え、2割を超えた。

参考:日本政策金融公庫|ニュースリリース(PDFファイル)
<http://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/tokubetu_140825.pdf>