さる10月29日・30日に第1回目の「民事信託の提案力をモノにする実践講座」が開催されました。相続・事業承継の新たな提案の切り口として、とりわけ高い期待の中での研修となりました。
全国から約30名の専門家および企業等の実務家の参加を得て、実務に必要な知識と事例、実践を織り交ぜた2日間として開催。初日は、講師の石垣雄一郎税理士が信託の基本知識から、顕著な事例の検証等を解説。2日目は、参加者全員の課題への意見発表、実際の進行事例の発表、契約書作成のポイント等を通じて、実践する上でのイメージを修得。最後はグループに分かれて、現在実務の中で直面する事例を持ちより、想定提案の発表を行いました。
民事信託の実務を進める上での重要なポイントは、アウトプットするための提案力であり、内外に伝える機会を増やすこと。それによって知識が深まり制度理解が広まり、実務の機会が生まれる。シンプルで典型的なケースを作って、対象となる顧客に当てはめることが肝心と石垣氏。
今回の研修で参加の皆様は大きなきっかけを掴んだようです。JPBMでは引き続き民事信託の実務ノウハウの検討および会員を中心とした、顧客への相談体制作りを進めます。