Weeklyコラム 商店街リーダーの条件

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組織運営にはリーダーが必要である。今回は商店街リーダーを例にして、その条件の要素をいくつか(一部)考えてみたい。

第一に、リーダーの性格は朗らかが望ましい。活気ある商店街の共通点を一つ挙げれば、朗らかで前向きなリーダーがいることである。イベントや会議等を小まめに開催し、結果を悲観しない。リーダーが朗らかであれば、役員も気持ち良く集まり、会員も前向きに対応する。反対に、次のような言葉を繰返すリーダーは反省が必要である。「役員を引受けない、困ったことだ」「役員会出席率が悪い、困ったことだ」「会員が活動に協力しない、困ったことだ」。

第二に、リーダーは変化を恐れない(又は変化を起こす)。駅前再開発・区画整理・大型店の進出と撤退・高齢化や人口の減少等、商店街環境は年々厳しくなっている。しかし、いつの時代もスピードに差はあるものの、経営環境が変化するから発展が望める。環境変化の困難を乗り越えられるか否かは、リーダーが変化に対して前向きかどうかに掛かっている。

第三に、リーダーに決断力や決定の権限があることだ。例えば、役員・会員からの相談、公的機関・専門家等から提案等があった時、短時間かつ明瞭にその解決策や採否が提示出来ることである。