全国地方銀行協会は、全国の地銀64行の地域密着型金融の取り組み状況をまとめた。
地銀は地方版まち・ひと・しごと創生総合戦略に積極的に参画、27年7月末時点で、64行合計で全国1,765の道具府県・市町村のうち、1,152の地方公共団体における総合戦略の策定に関与している。同戦略の推進にあたっては、地銀側として専門組織を立ち上げるなど行内態勢を整備し、地銀間の地域を超えたネットワークも活用。地方公共団体への人材派遣やセミナー開催などを通じ、戦略策定に必要なノウハウや情報等を提供している。また、地元の地方公共団体や商工会議所、大学などの各種機関と地方創生・市域活性化に向けた連携協定の締結を進めている。
具体的には、ローカルブランド力向上のため産官学と連携し、特色ある地域資源を活かした新商品の開発や販路開拓等を支援。地銀間の地域を超えたネットワークを活かし、地元企業の新たなビジネス展開を支援し、観光産業の育成などに取り組んでいる。またコンパクトシティ化、空き家対策、中心市街地活性化、地域への移住促進など「まちづくり」に係る課題の解決にも貢献し。地域経済の核となる中堅・中小企業の経営力強化のため、各企業のライフステージに応じたサポートを実施している。
■参考:一般社団法人全国地方銀行協会|地方銀行における「地域密着型金融」に関する取組み状況|
http://www.chiginkyo.or.jp/app/story.php?story_id=881