市場開拓に向けた取組を研究 農水省が中間取りまとめ

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農林水産省は28年度から開始する新プロジェクト「市場開拓に向けた取組を支える研究開発」の推進方針について中間取りまとめを作成した。11月ごろをめどに最終的な取りまとめを行う。関連予算が成立した場合には、最終取りまとめの内容に沿って委託先を公募する予定。

中間取りまとめは「新たなプロジェクトの基本的考え方」の項目の中の「プロジェクトの設計及び進行管理における留意点及び対応方針」で、「公募に当たっては、応募者である研究コンソーシアムにターゲットを具体的に示して貰い、その設定の適切性も含めて委託先を選定する」「プロジェクト終了時までに研究成果を実用可能なレベルまで発展させる計画を求める課題においては、取組主体(事業者や産地の生産者団体等)の研究コンソーシアムへの参画を要件とする」「研究機関間の調整機能を研究コンソーシアムに参画するいずれかの組織が有していることを応募の条件とする」などと明記している。

同省は、国産農林水産物の市場開拓に向けた産地や事業者の取り組みを支えるための研究開発を行うプロジェクトを開始する方向で検討。「委託プロジェクト研究(需要拡大関連)の推進方針に関する検討会」を2回開催した。中間取りまとめは、同検討会の議論を踏まえたもの。

■参考:農林水産技術会議|「平成28年度からの新たなプロジェクト『市場開拓に向けた取組を支える研究開発』の推進方針中間取りまとめ」の公表について|

http://www.s.affrc.go.jp/docs/press/150717_2.htm