中小企業庁は「ふるさと名物応援宣言に関するガイドライン」をまとめ公表した。「ふるさと名物」とは、市町村が地域を挙げて支援すると特定した商品・サービス。「応援宣言」とは、その「名物」について市町村が積極的に情報を発信していく姿勢を明示するもの。地域ブランドをつくり、地域経済の活性化を進めるのが目的だ。
特定地域資源法改正に伴い、同庁が前面に出て、地域ブランド創出の取り組みに当たることになったのを機に編集した。
地域の実情に通じ、関係者との連携の軸となる市町村が旗振り役となって、地域を挙げた取り組みを実行する。そのことで地域資源活用事業計画の補助金の優先的採択や、ふるさとプロデューサー育成事業の優先的参加、中小企業庁のサイトである「ミラサポ」を通じて情報を発信するといった優先措置が受けられる。
ガイドラインは、目的、活用方法、定義、「ふるさと名物応援宣言」による支援施策の全体像、手順概要、「ふるさと名物応援宣言」の類型、「ふるさと名物応援宣言」を行うに当たっての注意点、様式・記載項目、問い合わせ先、Q&A―の10章で構成される。「応援宣言」の内容や手順等についての基本原則を提示、これに沿って宣言を行うよう推奨している。
■参考:中小企業庁|「ふるさと名物応援宣言」のガイドラインができました!|
http://www.chusho.meti.go.jp/shogyo/chiiki/2015/150708hurusato.htm