観光庁は「地域資源を活用した観光地魅力創造事業」の対象として、岩手県のVISIT TAKATA推進協議会、福島県の会津若松市国際観光推進協議会、三重県の「伊勢志摩キャンペーン」実行委員会、長崎県のアジア・国際観光推進に係る官民連携協議会など全国31地域を選定した。
観光による地域活性化、地方創生を図っていくためには、地域の観光資源を世界に通用するレベルまで磨き上げる魅力ある観光地域づくりが必要。それには点から線、線から面へとネットワーク化して内外から観光客を呼び込むことが重要。
観光地魅力創造事業は、点の取り組みについて「見るもの」「食べ物」「買い物」等の観光資源を磨き上げるとともに、観光地域づくりの中心となる組織・機能(日本版DMO=地域マネジメント組織=)の確立を推進するのが目的。観光庁は選定された地域について今後、事業の計画策定・マーケティング、滞在コンテンツの充実、受け入れ環境の整備・ICT(情報通信技術)の活用、交通アクセスの円滑化等の取り組みに対して財政支援などを行っていくとしている。
選定地域の中には山形県の山形おきたま観光協議会、福井県のまちづくり小浜推進協議会、和歌山県のALL白浜“ここでしかできない旅”実行委員会なども含まれる。
■参考:観光庁|地域資源を活用した観光地魅力創造事業の地域の選定について|
http://www.mlit.go.jp/kankocho/news04_000119.html