見える化ポータルサイトを刷新 都道府県の指標比較分析容易に

デジタル庁と内閣府はこのほど、従来の見える化ポータルサイトを刷新し、「Japan Dashboard」(経済・財政・人口と暮らしに関するダッシュボード)」と「データカタログ」を新たに公開した。都道府県別の691の指標が「人口」「経済」「教育」「社会保障」「暮らし」「社会基盤」「地方財政」の7分類62中分類に整理されている。

ダッシュボードでは、指標ごとの地図や棒グラフ表示により都道府県間の比較が可能で、表示順序や強調設定も行える。さらに任意の2指標を散布図で相関分析したり、最大4指標の時系列チャートで比較したりする機能も備える。データカタログでは、個別データのコピーや複数指標の一括ダウンロードができ、Excelなどでの利活用が容易である。

これらの改良は、操作性や検索性、多角的な分析、データ取得のしやすさといったニーズを反映しており、今後は市区町村単位のデータも追加される予定である。また、掲載データは定期的に更新され、誤情報があった場合には「正誤情報」ページで随時公表される仕組みが設けられ、信頼性確保の取り組みも強化されている。本ツールは誰でも簡単に使え、地域分析や政策立案にも資する統計基盤として、さらなる活用が期待される。

■参考:デジタル庁|Japan Dashboard(経済・財政・人口・暮らしに関するダッシュボード)とデータカタログ|

https://www.digital.go.jp/resources/japandashboard